抜きゲーの定義

思考錯誤 - FC2 BLOG パスワード認証で抜きゲーの定義について語られているが
私の偏見での抜きゲーの定義について書いてみる。


まず最初に言いたいのは

(抜きゲー≒凌辱ゲーだけど、本文中では抜きゲーで統一します)

何故抜きゲー≒陵辱ゲーなのだろうか?
抜きゲーとはそもそも「抜き」を目的としたゲームであり、ユーザーの性的興奮を喚起する事を重視した作品である。(何かもう定義っぽい)
そこでジャンルが陵辱になる必要性は無く、純愛でも鬼畜でもどんなジャンルであれ要するに抜く材料になればそれでいいと思う。
ただ、だからと言ってエロゲー≒抜きゲーになる訳では無いが。


筆者は最終的な定義として

抜きゲーとは、
・7回/ヒロイン以上、または総回数30回以上のえっちシーン
・特定のジャンルや属性に特化している
・メーカーやブランドのコンセプトが「抜き」を重視している
のうち、いずれかひとつ以上の特徴を有す事で、性行為に特化し、純粋なポルノメディアとしての合理性を高めていった方面のアダルトゲーム

とされている。

この定義に対して以下の意見を示す。

7回/ヒロイン以上、または総回数30回以上のえっちシーン

ヒロインあたりのシーン数やゲーム内の総シーン数の数が多いからと言って必ずしも抜きゲーとなる訳ではないと思う。
もちろんシーンが多い分飽き難くなるし、抜ける機会も増えるかもしれない。
だが、テキストがお粗末であったりシーン自体が短いとか内容が薄いシーンばかりであったなら例え数が多くても抜きゲーとは言えないのではないだろうか。抜こうとやる気になっていても逆に萎えてしまうだろう。
人によってはゲームの立絵や声だけで抜ける人もいるのだから純粋にシーン数が「抜き」に繋がると私は思わない。

特定のジャンルや属性に特化している

これは筆者が書かれているようにジャンルが特化しているのはあくまでエロゲーの傾向・特徴で十分条件ではあるが必要条件では無い。気になったのは「特定」と言う部分である。
「抜く」為に興奮するツボを突くようジャンルが特化した作品は色々あるが、問題は人によって「抜け」るツボが違うと言うことである。
極端な例だがロリコンが熟女に興奮せず、熟女好きがロリに興奮しないように興奮する属性は人それぞれ。「特定」のジャンルだからと言って必ずしも「抜け」る訳では無い。
だからここは「特定」とするより
・個人の性的興奮を喚起するジャンルや属性に特化している
とする方がわかりやすいのではないだろうか?ユーザーによって抜きゲーはこの条件で変わるべきである。
私はこの条件が抜きゲーと決める要素としては最も大きいと思っている。

メーカーやブランドのコンセプトが「抜き」を重視している

メーカーやブランドが「抜き」を重視して作っているのであればそれ抜きゲーになるだろうが、普通の恋愛モノばかり作っていたメーカーが急にエロ重視の抜きゲーを作ることもある。また逆も然り。
だからこれはメーカーやブランドで括るのではなく
・作品のコンセプトが「抜き」を重視している
とするべきだろう。ただコンセプトは受け手の感じ方によって変化する可能性がある為に定義とするべきかどうかは微妙だが。


まとめると私の考える抜きゲーの定義は

    • 個人の性的興奮を喚起するジャンルや属性に特化している。 
    • 作品のコンセプトが「抜き」を重視している。

これらのうち、どちらかまたは両方の特徴を有す事で純粋なポルノメディアとしての合理性を高めていった方面のアダルトゲーム



要するに抜きゲーなんて人それぞれですよねー